病院情報 院長挨拶

 社会福祉法人太陽会 安房地域医療センターの院長 福内正義と申します。

 当院は外来診察室・149床の病棟・検査室などを備えた本館及び、救急センター・透析センター・リハビリテーションセンターの機能を有した救急棟を兼備し、二次救急指定病院として365日24時間対応の救急医療体制を取り、急性期からリハビリテーションを通して在宅までの医療が可能となっています。そして、亀田総合病院との協力で地域医療を担う人材育成を目的とした地域ジェネラリストコースという初期研修プログラム、後期研修は、新専門医制度における総合診療専門医を目指す方のための専門研修プログラムを採用し、双方とも順調に継続しています。

 2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の流行は、3年余りの間に8波を数えるに至りましたが、重症化率等の低下にともない、2023年5月8日からは、感染症法上の位置づけが5類感染症へと変更されました。多少の混乱が生じるのは避けられないかもしれませんが、これにより日常の回復に向けた一歩が踏み出され、本格的なウィズコロナの時代が始まりを告げることになります。しかしながら、コロナ禍においては、医療提供体制に関する問題や経営上の課題が浮き彫りとなっており、今後は、それらの抜本的な解決を図るべく病院一体となった取り組みが必要となってきます。

 当院は、亀田総合病院と様々な形で強い連携を図り、そして館山・南房総地域の病院・診療所・施設とも密接な関係を築き、地域医療連携推進法人 房総メディカルアライアンスを通じて地域医療連携に尽力しています。更に、総合健診や企業健診・人間ドックなど、充実した健診予防医療の提供にも力を注いでいます。また、病院に対する外部評価として、ISO9001、日本医療機能評価機構の評価も得ています。

 今後は、地域包括ケア病棟をふくむ新棟建設を目標にしています。これは、急性期治療のみでは不十分な患者さまに転床していただき、在宅復帰に向けた継続的な治療やリハビリテーションを行うことを目的としたもので、将来的には、医療から介護まで切れ目のないサービスの提供を目指しています。

 安房地域の方々から信頼され、安心・安全な医療の提供ができるように職員一人ひとりが努めてまいります。

2023年6月1日

ページトップに戻る