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禁煙支援外来のご案内

禁煙支援外来では【ニコチン依存】【心理的依存】【習慣】解消サポートします。

亀田クリニックでの禁煙治療は、健康保険等を使用した保険診療にも対応しています。
離脱症状を抑え、比較的楽に禁煙できるように医師や看護師がサポートします。
禁煙治療をご希望の方やご興味がおありの方は、電話または亀田クリニック総合受付で予約をお取りいただくか、かかりつけの診療科担当医師にご相談ください。
なお、入院後に開始した禁煙治療には健康保険等が適応されません。入院の予定がある方は、入院前に禁煙支援外来でご相談ください。

亀田クリニック予約センター

禁煙治療とは

医療機関で受ける禁煙治療

禁煙治療は2006年の診療報酬の改訂により、健康保険等を使用し1割から3割の負担で治療できるようになりました。

対象となるのは、医師がニコチン依存症の管理必要と認めた【ニコチン依存症】と診断された外来患者さまです。
入院中に開始した禁煙治療は、保険適応の対象になりません。

禁煙治療を受けるメリット

  1. 1 .比較的楽に禁煙できます。
    禁煙補助薬で離脱症状が抑えられるため、自力で取り組むときに比べ楽に禁煙できます。
  2. 2 .より確実に禁煙できます。
    禁煙補助薬を使用したり、カウンセリングを受けながらできるためで成功率はアップします。
  3. 3 .あまりお金をかけずに禁煙できます。
    健康保険等を使用した場合は、1日1箱のタバコ代よりも治療費は安価です。

保険診療による禁煙治療のスケジュール

治療期間は12週間を基本とし、その間に診察を5回受けます。
ニコチン依存症と診断されたのちに、医師の判断により禁煙補助薬の使用を開始します。

日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会:禁煙治療のための標準手順書 第7版 より作図

以下の要件を満たしニコチン依存症と診断された場合は、
禁煙治療に健康保険等が適用されます。

  1. 1 .前回の治療の初回診療日から1年経過していること。
    過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。
  2. 2 .健康保険等が適用される「禁煙治療を受けるための要件」を満たしていること。
    ・ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
    ・1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上
     (2016年4月より35歳未満にはこの要件がなくなりました)
    ・直ちに禁煙を始めたいと思っている
    ・禁煙治療を受けることに文書で同意している
  3. 3 .健康保険等で禁煙治療が受けられる医療機関を受診すること。
    まずは健康保険等での禁煙治療が可能な最寄の医療機関を調べてみましょう。

当院においても、健康保険等による禁煙治療に対応しています。
禁煙支援外来でご相談ください。

ニコチン依存症かどうかをチェックしてみましょう。

ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS Tobacco Dependence Screener)はニコチン依存症の診断に用いるテストです。
最終的なニコチン依存症の診断は医師が行いますが、健康保険等による禁煙治療のニコチン依存症診断基準(TDSのスコア5点以上)として使用されています。各設問に対し、「はい」または「いいえ」を選択してください。【はい】を1点とし合計点数を出し、5点以上であれば、健康保険等で行う禁煙治療の4つの要件のうちひとつを満たしています。

ニコチン依存症スクリーニングテストテスト TDS(Tobacco Dependence Screener)

はい いいえ
Q1自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
Q3禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
Q4禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
・イライラ ・眠気 ・神経質 ・胃のむかつき ・落ち着かない ・脈が遅い ・集中しにくい ・手のふるえ ・ゆううつ ・食欲または体重増加 ・頭痛
Q5上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
Q7タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q8タバコのために自分に精神的問題※が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
Q9自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

禁煙外来で使用する禁煙補助薬は2種類あります

ニコチンパッチ(貼付剤)

画像はイメージです

  • 長時間作用型のニコチン製剤です。
  • 経皮的にニコチンを吸収させる貼付薬です。
  • 毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。
  • 1枚を24時間貼付します。就寝中も貼付します。
  • サイズは以下の3サイズです。
    ニコチネルTTS30 ニコチネルTTS20 ニコチネルTTS10
  • 一般用医薬品ニコチンパッチに比べると高濃度で使用時間が長いお薬です。

バレニクリン(内服薬)

画像はイメージです

  • ニコチンを含まない内服薬です。
  • 禁煙時の離脱症状を緩和して、喫煙による満足感抑制する作用があるため、離脱症状を和らげ吸ってもおいしいと感じにくくなります。
  • 服薬回数は1日2回、食後に服用します。
  • 禁煙開始日の1週間前から服用を開始します。服用開始後8日目から禁煙を開始します。
  • 服用期間は12週間です。

これらの禁煙補助薬は医師の診察のもと処方されます。
それぞれの特徴を知って、お薬選びの参考になさってください。

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